ぼんやりと消える

不要不急の外出。

京都駅。

驚くほど人が少ない。

外国人が全然いない。

目的もなく歩く。

風が少し強いが、日差しが強く暖かい。

蹴上のインクライン、桜のトンネルは満開。

昔は出歩くときはコンデジを持って写真を撮ってたりしたけど、どうにも最近は写真を撮る気分が乗らない。

今日も一応はコンデジは所持していたのだけど。

一人歩いていると何だか感傷的な気分になってきた。

数年前のこの季節はどうだったかと。

その数年前がどんどんおぼろげな記憶になってきている。

記憶に残ることが少なくなっている。

記憶が不確かになってきている。

懐かしむという思考も消えようとしている。