鑑賞型拷問

天気がいいから、外に出て映画を観てきた。

屍人荘の殺人。

劇場予告で良さげだったから、期待していた。

主演の女の子の可愛さとギャグのギャップで、序盤は軽いノリで観ていられるかなと思っていた。

だが展開があらぬ方向へ進み、歯車が噛み合わなくなる。

チープ。

学芸会のような演出。

テンポよく飛ばすギャグがテンポよくスベり続ける拷問。

終盤の謎解きも早く終わらないかなと思いだす。

役者たちの心の悲鳴が聞こえてきそうだ。

もしかしてカメラを止めるな!みたいな仕掛けがあるのでは、と身構えていたらそのままスタッフロールが流れ出す。

perfumeのプラスチックみたいな曲がかかる。

一番最後の監督のクレジットが手書きで笑顔マークまでつけられていて、犯人はこいつかと謎解きができた。

 

肉が食べたい気分になり吉野家で牛丼食べて帰る。

サラシア牛丼。