37セカンズ

出会い系で会う男が、ことごとくおかしなやつばかりだが、一番普通っぽいやつとの「障害持ってる人ってもっと暗い感じかと思ってた」「普通ですよ」って会話がそれぞれの胸中に違いが含まれて見えた。

 

オシャレしようとするもメイクが不慣れだったり、着飾ろうとしたら行き過ぎてケバケバしくなったりで、普通の感覚とのズレみたいなのを感じる。

 

本当は身の回りのことくらいできるはずなのに、必要以上に過干渉な母親との閉ざされた空間から、人との出会いを通して世界が広がって風通し良くなっていく感じいい。

終盤は舞台があまりに遠くへ行ってしまった感あるが。

 

少し違えば自分にも違った人生を歩めたのかな、という独白が印象的だった。